老後は2000万円不足?
なぜこんなことが詐欺だとか騒がれているのか。
私の父は保険代理店を自営業で経営し、国民年金保険料を納めていました。
私が20歳、妹が19歳で父が癌で亡くなったときに遺族基礎年金は1円もありませんでした。
父は亡くなるまできちんと国民年金保険料を納めていました。
でも遺族基礎年金は1円もありませんでした。
父が亡くなり、父の事業を継ぎ、専門知識や周辺知識を勉強し、
公的年金は生きている人たちのためにきちんと使われていて
父が払った国民年金保険料おそらく500万以上のお金も今生きている人のために使われています。
私は私のお客様にも老後ゆとりある生活をしたいのならばお客様も自助努力は必要と伝え、
その通りだと感じるお客様のほうが多いです。
お客様が受け取れる公的年金のシミレーションも年金ネットなど利用して一緒に確認しましょうと伝えます。
公的年金だけでもおそらく最低限の生活は節約すれば出来ます。終身年金なので死ぬまで受け取れますし。
老後、健康であれば旅行したり、外食したり、趣味にお金を使ったりとか働いていた頃の現役時代のようにお金が使いたいと考えているのなら、
自助努力は必要ということを金融庁の市場ワーキンググループの報告書は伝えたかったのに、
「老後は2000万円不足する」というワードばかりピックアップし伝える人たちに悪意がある。そんな風に感じました。
あくまで個人的な意見ですが、国が老後なんでもかんでもお世話してくれるとかそんな待遇が受けられるほど、批判している人たちは税金や年金保険料をたくさん納めているのでしょうか。
それぞれの立場があるのだから捉え方もそれぞれですが、相互扶助の制度なら払った以上に受け取りたいとは思いません。
あくまで保険です。
私は独身ですが納めた年金保険料は今の公的年金を受け取っている人たちのため、
税金は今の子供たちにたくさん使われてほしいと思うし、
自分が健康で無事に老後を迎えたときにその子供たちの納めてくれる年金保険料や税金によって生活できる。
万が一、自分が老後を迎える前に亡くなっても収めた年金保険料は生きている人たちのためにきちんと使われる。
伝えたかったのはゆとりある老後生活をおくりたいのなら自助努力もして準備したほうがよい。
ってことなんだと思います。
私はもちろん20代の頃から自助努力はしています。
iDeCoだって毎月23,000円将来の自分へ積立しています。